Blueskyが日本の一般ユーザーに届かないのは、説明が下手だからではありません。乗り換えないほうが計算として正しいからです。そういう文章を書きました。
乗り換えは費用が先に来て、便益は後から来ます。しかもその便益は、他の人も来るかどうかに依存します。一人で先に払った人は損をします。全員がそう計算するので、誰も先に動きません。理解が足りないから起きているのではなく、分かっているから起きています。
そのうえで、数えられるものを数えました。日本の主要ドメイン86件について、Blueskyのハンドルとして名乗っているかを調べています。通ったのは8件、動いているのは7件でした。鉄道10件はゼロ、放送局5件はゼロ、気象庁や自治体を含む官公庁7件もゼロです。大学・研究機関は29件で1件だけ(京都大学防災研究所)でした。
組織名でも検索しました。NHKも気象庁も読売新聞も、上位に出てくるのは非公式botです。公式が来ないので、有志がRSSを流し直しています。
調べ方は全部書いてあります。resolveHandle にドメインを渡すだけなので、誰でも同じ結果を再現できます。見落としがあれば教えてください。現に京都大学防災研究所は最初の57件から漏れていて、足しました。
https://soiree.blue/todokikata/
同じサイトに、しくみを12歳向けに書いた「青空の裏がわ」と、Blueskyの外にあるサービス51件を並べた名鑑「青空のひろがり」も置いてあります。
アンケートも立てました。この記事には「渡らなかった人の理由は、渡った人の集まりの中には落ちていない」と書いています。それを書いた本人が渡った側にいるので、自分では埋められません。答えてもらえると助かります。
【訂正】数え方に欠陥があり、報道・放送・大学の数字が誤っていました。
三つ間違えていました。一つ、トップレベルのドメインしか調べていません。実際には news.tv-asahi.co.jp のように、部局やサービス単位で名乗っています。二つ、ドメイン以外のハンドルを数えていません。北海道新聞も中日新聞も西日本新聞も、通常のハンドルで公式に運用しています。三つ、地方紙や専門メディア、出版社が最初から視野に入っていませんでした。
数え直すと、報道は41件、大学・研究機関は .ac.jp で10件、出版社は8件でした。「放送局はゼロ」は誤りです。
残ったのは行政と交通です。第三者が維持している .go.jp と .lg.jp のリストは、どちらも0件のままでした。鉄道会社も確認できていません。
主張は「日本の公式が来ていない」から「行政と交通が来ていない」へ狭まりました。訂正の経緯もページ本文に残してあります。指摘してくださった方に感謝します。