中華料理が面白いのは、中国の料理が日本でアレンジされ、一般化したメニューが存在する一方、日本のメニューを中華アレンジしたものも存在することだ。例えば、生姜炒肉だ。
これは日本料理を求める消費者の期待に応え、お店にのある材料と、いつもの料理法で対応したものが定着したのだろう。つまり中華料理風の生姜焼きだ。

生姜焼きと言えば、千切りキャベツが添えられるのが定番だ。中華料理風の生姜焼きは、一見、肉とタマネギの炒め物だが、それらが千切りキャベツを覆っている。
自ずと、千切りキャベツと炒め物を一緒に口に運ぶことになる。炒め物の味付けが千切りキャベツに染みていながら、生野菜のさっぱりした組合せが、非常に具合が良い。
薄切り豚肉はクリスピーに調理されている。オリジナルの生姜焼き、いわゆるsauteではなく、friedに相当する調理だからこその食感であり、これはオリジナルでは再現できない。これもまた千切りキャベツの感触と相性の良い組み合わせとなる。

ちなみに、生姜炒肉丝と書けば、細切りにした生姜と豚肉を炒めた、全く別のガチ中華メニューだ。
中華料理本来の生姜焼きが存在するとすれば、こちらがあるべき姿だ。

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コメント一覧

  • 同じ生姜焼きとという名前でありながら、甘いタイプとしょっぱいタイプの違いがある。
    しょっぱいのを期待して店に入り、甘いのが出てきたときの失望感といったらない。
    肉の種類も野菜炒め向きっぽいのから厚めの肉のタイプもあって、同じ名称のメニュー
    なのが信じられなくなる。

    ポークジンジャーとかだと、それはまた別だ。
    スーパーで売ってるのは甘いタイプばかりなので、二度と買うことはないだろう。

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