以下、2026年これまでの経緯と考察材料。
グロース市場には、上場10年経過後の時価総額が40億円以上、という上場基準がある。2030年3月からは、この基準が100億円以上になる。
はてなの時価総額は33億円、発行済み株式数は約300万株なので、上場維持基準に達するには、株価1300円台に到達しなければならない。2030年基準ならば、3300円台だ。
4月14日に、はてなは上場10周年記念の株主優待を発表した。その権利付き最終日(7月29日)が迫っている。
はてな:記念株主優待の実施に関するお知らせ
優待発表後、はてなの株価は1300円台を目指すように上昇したのだが、4月24日の資金流出事案発表に伴い、優待発表前の水準である800円台まで値を下げた。
その後、1200円台到達を目前に、1000円台を維持しているのが現状だ。
仮に、このまま上昇を続け、1300円台に到達できたとしても、さらに3年で3300円台を目指さなければならない。
これは2019年の水準で、上昇のけん引役は任天堂との連動、共同開発と、マンガビューワだった。
これまで、これらに並ぶインパクトのある発表は無く、7月23日に発売されたゲーム『スプラトゥーン レイダース』についても関連発表はなかった。
一方、資金流出事案に関する調査報告書を受領した旨、7月17日に適時開示された。今後、開示版の調査報告書が公開される。現在の株価に、この内容が織り込まれていなければ、株価上昇が期待できるニュースがない中、株価に対してダウンサイドのリスクがある。
グロース上場維持を諦め、スタンダード市場へ移行する場合、スタンダード市場での上場維持基準を満たす必要がある。基準の一つに、10億円以上の流通株式時価総額がある。
はてなの株式状況に基づくと、現在の流通株式時価総額は約13億円だ。株価が800円に近づくと、スタンダード市場の上場維持基準にも迫ることになる。
| 特定株 | 58.6% |
| 浮動株 | 41.4% |
| 時価総額 | 33億円 |
| 発行済み株式数 | 300万 |