ロマンチック・ラブは所属階層を超えるのか。
住む世界が違う相手との結婚は成り立つのか。

シンデレラは本当に上昇婚を成し遂げたのか?
壁に叩きつけられた蛙はなぜ王子に戻ったのか?
なぜ浦島太郎は白髪の老人にならなければならなかったのか?

 昔々あるところに…
で始まるお話の中で出会った二人は、果たして
 ずっと幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし
という結末に至れるのか。

 結婚に成功する男とは。結婚が破綻する女とは。残酷な法則が支配するおとぎ話の中、自己の存在すらかけた闘争が始まる…!

【ご注意】
おとぎ話、昔話、伝承といった「お話」の中の男女関係について語りたいスレです。
「お話」は、現代の日本社会とは制度も価値観も異なります。
現代に生きる我々は、出身階層が異なったとしても、もちろん異性でも同性でも、すり合わせや歩み寄りの努力を絶やさない限り幸せな関係を築けるもの、とスレ立て人は信じております。

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コメント一覧

  • 所属階層を切り口に、ロマンチック・ラブと結婚について取り上げたことについては、シロクマ先生(id:p-shirokuma)のブログ記事にインスピレーションを受けております。感謝。

    また、男女の出会いや結婚が意識されない「お話」も多くありますが、ここでは、たとえば、
    かぐや姫、浦島太郎、雪女、一寸法師、鶴女房(鶴の恩返し)、シンデレラ、おやゆび姫、白雪姫、千匹皮、鉢かづき、美女と野獣、長ぐつをはいた猫、人魚姫、かえるの王様、アラジンと魔法のランプ、織姫と彦星、食わず女房、ねずみの嫁入り、一寸法師、天女の羽衣伝説
    などを参考にしてみてください。
    上の例は、

    に名前が挙がったものから拾わせてもらいましたが(順不同)、もちろん他のお話を挙げていただくのも歓迎です。

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  • 上記シロクマ先生のブログ記事のブクマ欄

    に

    シンデレラ・ストーリーなんて言葉があるけど、シンデレラも最初から下働きな訳ではなく、継母が来るまではお嬢様として育てられた。だからお城の舞踏会でも見事に振る舞えて、王子に(妃として)見初められたんだよね

    とコメントしたところ、ありがたいことに★をいただけました。
    で、こんなノリで進めてくのもよし、
    浦島を憐れむもよし、
    壁に叩きつけるほどカエルが嫌いなくせして王子の姿になったらちゃっかり結婚する姫をdisるもよし、
    ねずみにほのぼのするもよし、な感じかなと思ってます。

    知名度が低そうな「お話」は、簡単な紹介を書いてみたりもしようかな。

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  • 所属階層を上下するモチーフ、異類婚姻譚(神と人の聖なる結婚、ヒエロス・ガモスhieros gamosから様々な動物まで)をイメージします。
    天界や地下の冥界、天国と地獄いった上下の移動はアップダウンが激しい心の波瀾万丈ぶりを表現しているように思えます。
    住む世界が違えば、気候も植生も菌類の生態系も食べ物も違って、他にも色々と細々とした物の処し方も勝手が違って、これまでのやり方やそれまで当たり前だと思っていた考え方が通用するとは限りません。無理難題に直面します。

    グリム童話「つぐみの髭の王様」の冒頭で文句をつける姫を読んでいると、かぐや姫(竹取物語)の5人の貴公子に対する無理難題(課題婚型神話)がぼんやり思い浮かびます。
    日本神話だとオオクニヌシがスセリビメを娶りたいと思うところにスサノヲが試練を課しますが、場所は根の国底の国、冥界です。母の不在、母の影が薄いのですが、カグツチ・火の神を産んで冥界に行ったイザナミの住む世界が根の国だという背景を思い出すと存在感を意識しないだけで、はじめからずっとそこにあるものだと気づきます。
    ギリシャ神話では神のアモールと結ばれたい人間のプシューケー(Psyche)にウェヌス(Venus)が試練を課して冥界に下るエピソードがありますが、シュメール神話に遡ればドゥムジをパートナーに持つイナンナの冥界下りでエレシュキガルに死ぬような目に遭わされるシーンと重なって見えます。

    おとぎ話にも地下世界の試練の一種とも捉えられるシーンがあります。
    ・おやゆび姫がお金持ちのモグラと暮らす
    ・手なし娘がグリム童話では年寄りの悪魔(お金はある)との契約で父親の元を離れる
    ・日本の昔話の手なし娘では長者のところに嫁ぐ手前で斬りつけられて谷底に落ちる(どちらも父親が手を切り落とす)
    ・鉢かづき姫(似た雰囲気の継子いじめの話)では生前の母が嫁くらべで恥をかかないくらいの教育を施し、鉢を被せる。母亡き後は父親の元を離れ、川に身投げするも、鉢で首から上は浮かぶので、沈まない
    ・つぐみの髭の王様では怒った父王が姫を追い出し、物乞いに嫁がせる

    一旦、下方に降りて、コロッと向きが反転してまた上がってくる心の逆転現象について、ユングはエナンティオドロミア(enantiodromia)という言葉を当てはめました。(自然哲学者ヘラクレイトスの言葉が由来、万物の根源アルケーは火と主張した)
    ユング派の心理学からおとぎ話を分析する本を興味深く読んでいます。シルヴィア・ペレラ(Sylvia Brinton Perera)の「父の娘」というキーワードは、現代の女性の置かれた状況と心理について見るべきものがあるように思っています。

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