もっと評価されるべきと願い続けて20年。
はじめて聴く人にすすめるなら「片思い」「おなじ星」あたりが無難ですが、私が唯一無二の魅力を感じるのは「16才」「林檎」といった後期の曲です。
思春期の心情と性の目覚めを赤裸々に描き出す高木郁乃の歌詞は他に類を見ません。“ジャンスマポップ”を称する受容しやすいメロディーやアレンジには吉田ゐさおの力量が表れています。
この系統の曲には「初恋」「同級生」「東京、さびしんぼ」「白い恋人」「祈り」などがあります。
最近は数少ない全年齢対象ソングの「恐竜のヘリコプター」を娘の前で口ずさんでいたら、いつしか覚えてしまい一緒に歌うようになりました。
その流れで、創作と午睡の歌である「2:05PM」など初期の曲も再発見することができました。
心を削るようにして言葉を紡ぎ出す創作行為が活動休止の遠因とも思ってしまうのですが、ソロで音楽活動を再開してからは往年の凄みは感じない歌詞に逆に安心しました。去年はワンマンライブもありました。
今年も30周年で何か企画が動いているようで、楽しみに待っています。