映画館の大スクリーンで息をのんだ作品、ふとした夜に観たくなる単館系、観終わったあとに世界が少し違って見えた映画……。あなたにとって「最高の映画体験」は何ですか?

はてなパークスのリリースキャンペーン企画として、このスレッドではみなさんの大好きな映画と、その映画の感想やおすすめしたい理由を募集します!

忘れられない名シーンや、その映画にまつわる思い出など、思い思いに書きつづってください。みなさんのコメントをお待ちしています!

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コメント一覧

  • 現在公開中の「プリミティブ・ウォー 恐竜戦争」が、とても面白い B 級映画なので書くことにします。

    1968年ベトナム戦争、米軍のならず者部隊が行方不明のグリーンベレーの捜索に北ベトナムに潜入するが、そこでは恐竜が我が物顔で徘徊し米ソ関係なく兵士が餌食になっていた。ソ連の狂人将軍が粒子加速器を使った次元ゲートの研究を北ベトナムで行っていて、それの実験ミスでゲートが中生代につながってしまったのだ。

    軍事描写もかなりしっかり作られていて本格的。わんさか出てくる恐竜も CG がよく出来ていてかなり怖い。ジュラシック・パークのようにただ逃げるだけではなく、襲い来る恐竜たちをバタバタ撃ち殺していく爽快感。

    2025年のオーストラリア映画で、監督がハリウッドに配給をお願いしに行ったらけんもほろろに断られたという。本当に面白いのでぜひ見に行って下さい。

    https://primitivewar-jp.com/

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  • 最近、NetflixやU-NEXTで見放題になった「ロボット・ドリームス」かなぁ。
    NYで暮らす犬とロボットを描いたアニメなんだけど、孤独と出会い、別れ、新しい出会い……。
    台詞は一切ないんだけど、淡々とそれでいて表情豊かに描かれたキャラクターたちが魅力。

    アース・ウインド&ファイアーの名曲「September」が忘れられなくなる一作でもある。

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  • 行定勲監督が一定の評価を集めるようになって久しいが、好きな映画、おすすめの映画、名作として「ロックンロールミシン」が挙げられているのを見たことがない。なんでだよ。最高だろ。
    たしかに終始薄暗いかもしれない。最後まで見てもスッキリしないかもしれない。でもそれがいいんじゃん。青春映画、と言うほど鮮やかなものではないけど、好きなことを貫いていくことへの憧れとか、でも自分はそこにコミットすることはできないし、好きだけでやっていてもままならないし、いろんな葛藤とか限界が描かれていて最高じゃん。最高の映画じゃん。

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  • 新卒時代の退勤後に新宿バルト9で観た新海誠の『言の葉の庭』。
    エスカレーターを下っていく際、窓の外に観えるわけですよ。新宿御苑と夜景のドコモタワーが!完璧な視聴体験の一つだった。

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  • 「デッドプール」
    エンドロール後にバスローブ姿のデップーが出てきて「何?まだいたの?早く帰れよ」ってのを観てから
    終わるまで座ってることにした。
    ていうか映画館暗いから明るくなってからじゃないと危ないでしょ。

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  • 近年見たやつだと「梟 フクロウ」が良い体験だったかな。
    17世紀、朝鮮。盲目の鍼師ギョンスは病の弟を育てながら働いていたが、ある日宮廷での仕事を得る。弟のため秘密を抱えながら奮闘するギョンスだが、王子の死の恐るべき秘密を「目撃」してしまい…。
    「鍼が万能過ぎる」「主人公の設定ができ過ぎてる」っていう所はちょっとツッコミ入れたくなるけども、手に汗握る緊迫感とテンポの良さ、わかりやすい娯楽作でありながら真摯なメッセージがあって良かったです。
    映画そのものも面白かったのですが、日帰りだけど新幹線乗ってちょっと遠出して「静岡シネ・ギャラリー」という、普段なら行くことのない映画館で観たのが大きい。本当に素敵な映画体験でした。
    お出かけ映画、おすすめします。

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  • エンドロール後、という意味だと「RRR」ですかね。エンドロールそのものが最高の打ち上げであり、演者やスタッフたちの喜びに満ち溢れてるので、また見たくなるんですよ。
    結果として映画館で10回見てます。

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  • 映画『海辺の一日』

    エドワード・ヤン監督の1983年公開の台湾映画。現在4Kデジタルリマスター版が全国公開されている。

    男は仕事一筋、女は男の帰りを黙って待ち家庭を守るという価値観が主流の1980年代の台湾の都市において、男女の20代から30代にかけての思い通りにいかない人生を擬似体験させてくれる物語。

    十数年ぶりに再会した女友達が半生を語り、鑑賞者が追体験する構造。謎解きっぽさもありながら、謎解きは重要ではなく人生の醍醐味のように演出され位置付けられている。

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    1980年代の日本の男性は3K(高学歴、高収入、高身長)が良いとされ、日本のトレンディドラマでは一日中頭の中は仕事で一杯の熱血サラリーマン男性が登場し、ヒロイン役の女性は夏のビーチでハイレグビキニを着て遊び上手になりながら、そんな熱血高収入男性との結婚をゴールインとし、おしゃれな都会のマンションで暮らす夢を見る物語が持て囃されていた。女性たちは3Kに近い男性と結婚して、悠々自適な専業主婦生活を夢見ていた時代である。

    その時代、台湾の都市部でも同様だったようで、そういう時代背景を踏まえると「何で妻は働かないのか?」「何で夫は家庭優先ではなく仕事優先なのか?」といった変な引っかかりなく鑑賞できるだろう。現代のワークライフバランスではなく、男はワーク一辺倒、女はライフ一辺倒で夫婦を営む価値観だったのである。

    本作は、大学生時代の結婚の夢が破れ、母国を逃れるように留学しピアニストとして帰国した女性の蔚菁(ウェイチン)の目を通して物語が始まる。人生の目標である結婚の夢を成し得なかった呪縛の目を通して、結婚の夢を成し得えた成功者と見做していた女友達・佳莉(ジャーリィ)の人生を追体験する構成になっている。物語のスタート時点で蔚菁の「私は人生の負け犬」という拗ねた恨み節のフィルターが劇場スクリーンに薄らと掛かっている。
    蔚菁はピアニストゆえか1970年代風のレトロなワンピースを見に纏い、黒髪を後ろで束ねているクラシカルな見た目。

    一方、訪ねてきた佳莉は1980年代の肩パッド入りの白いスーツを着こなし、西洋で流行っていた短髪な当時最先端のカッコいい女性の身なりをしている。鑑賞中はその二人の身なりの対比に気を留めていなかったが、思い返せば身なりの対比ですでに二人の人生の歩みに関する演出がスタートしていたのである。

    佳莉は実家でも恋愛でも受け身で生きてきており、流れで人生を歩んできた。
    一方、学生時代からの付き合いで夫となる徳偉(ドゥウェイ)も幼馴染のアジェイに付いていって受け身でアジェイが経営する会社の子会社の社長になる。しかも徳偉は無口でほとんど何も語らない。

    結局、佳莉も徳偉も自我が極めて淡白で受け身的に時代の流れに流されるままに生きてきて、それなりに成功した裕福な暮らしをしている。エドワード・ヤン監督は当時の時代感を描くために敢えて中身の薄いように見える空虚な人物を夫婦に据えたのだろう。
    佳莉は兄が父の言いなりに結婚した家父長制の色濃い実家を飛び出して台湾の都市に駆け落ちする。佳莉と徳偉の夫婦は1980年代の新しい価値観の都市部のなかで、ポリシーも何も持たずに流されるように生活する。その夫婦の営みを通して1980年代の新しい価値観の都市部の生活やその問題を描き出すという演出だろう。

    濱口竜介監督の『ドライブマイカー』でもそうだったが、敢えて中身の薄い人物を主人公に据えることで、観客が主人公に成り代わってスクリーンのなかの世界を擬似体験できるように演出されている。

    佳莉は都市部の生活において夫婦としての生活や人生に課題を感じながらもそれがどうして起きているのかわからないし、どう対処していいのかもわからない。親しい女友達や夫の浮気相手の女性は二人とも確固たる価値観やポリシーを持って生きているように佳莉には見えて、それが自分にないことに虚しさを感じている。本作では佳莉のその打ちひしがれた感情が徹底的に描かれる。演じているシルヴィア・チャンによる演技が素晴らしく語らずとも佳莉の表情で多くが物語られる。

    ****
    本作はある程度人生経験を積んでいないと太刀打ちできない作品だと思う。社会人として経済的にも精神的にも親から離れて自分で自分の人生を引き受けて生きていると、本作で描かれる佳莉と徳偉による夫婦のすれ違いや葛藤なんかが味わい深く感じられることだろう。

    本作は人生がうまくいかない様子が描かれてはいるが、それでも生きている限り人生は続いていくし、成長して乗り越えることができることを示唆している。人間は大人になっても困難を乗り越えて成長していけるのだ。
    そのことが体の奥深くまで伝わってきて人間讃歌の物語だと思った。

    自分は親のサポートがないと生きていけないかもしれない、夫のサポートがないと生きていけないかもしれない…。佳莉はそんな心許ない心持ちで海辺を眺めていた自分に訣別する。つまり佳莉は自分の力で人生を生きていくために腹を括ったのだ。そんな海辺の一日。

    そして現在。留学してとっくに腹を括って自分一人で人生を生きている蔚菁は、拗ねた気持ちはとっくに失せて、にこにこするだけの妹気質で頼りなかった佳莉が彼女なりに成長し乗り越えた姿を感慨深く見つめ、人生を思う。

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    昭和の日本に近しい人生観のリアリティが感じられて、かつ人生の素晴らしさが物語られていて、僕は過去一番といっていいくらい感銘を受けた気がする。決して愉快な物語ではないし、苛立ちを覚えてもおかしくない対立が描かれてもいたけれど、不快感が一切なく、染み入るように心地よく鑑賞できた。魔法のような2時間46分であった

    本作は台湾語の字幕上映だったが、佳莉が父と母を呼ぶ時は「オトウサン」「カァチャン」と発音していた。医院を営む実家の建物は日本家屋であったが、日本の統治の名残の残る家庭という設定ゆえだろうか。それとも台湾では父、母のことを日本と同様にら、「トウサン」「カァチャン」などと呼称するのだろうか。

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  • 「お坊さまと鉄砲」

    ブータン王国の映画です。
    当時の国王の意向で 国の政治が「絶対君主制」から「立憲君主制」へ移行するにあたり、ブータンで初めて代議員を選ぶ「選挙」をすることになるが、これまで「選挙」をしたことがない国民のために「選挙とは?」「国民主権とは?」を教えるために、国が「模擬選挙」をすることになる。一方、そんな「はじめての選挙」が行われる田舎の農村では、村で発見された希少な「銃」を巡り、ブータンの高僧から「2丁の銃を次の満月(選挙の日)までに入手するように」指示を受けた僧侶と、外国人コレクターとそのガイドのコンビとのおかしな争奪戦の幕が開き...

    2005年前後の山の麓の農村が舞台となっている。住民は基本的には畑仕事や酪農に従事していて、まだまだ一般家庭でテレビを持つことが特別な環境(ただし、数年もすればあっという間にインターネットやスマホが使われるようになるんだけど)にある。

    模擬選挙では、国の選挙委員会から派遣された指導員が、実際に選挙体験させるために、争点を挙げて どの候補者が掲げる政策を支持するか。また、支持しない候補者をどう罵るか と、指導するんだけど、そもそもこの村の住民は、現在(当時)の国王を敬っていて 治世についても強い不満もなく、敵味方に分かれて争うような選挙をなんでするんですか? と明らかに困惑している。見どころの一つだと思う。

    もう一つの見どころは、僧侶と ガイド&コレクターとの銃の争奪戦。といっても、実力で奪い合うようなことはなくて、ガイドたちのコンビがどうにかして銃を譲ってもらおうとして悪戦苦闘するところです。

    結末は意外な形で締めくくられます。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ガイドのコンビを追いかけていた警官が持っていた拳銃をxxxするシーンに思わずじんわりきました。 エンドロール。画面いっぱいに広がるソバの花畑の中を僧侶が歩いていく静かなシーンですが、余韻が残ります。

    https://www.maxam.jp/obousama/

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  • オーソン・ウェルズ監督によるカフカの「城」というのもありますよ。
    予告編

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