たった一冊の中に込められた表現が、永遠に心を捉えることもある。
けれど連載期間が短いと、知られざる傑作になりがち。
あなたのお気に入りの傑作を紹介してください。
作者と題名がわかれば、書影画像やリンクはあってもなくても構いません。
ご注意:
短編集・作品集など複数の作品を集約した一冊、上下巻などの分冊作品を除きます。
初版で上下巻に分かれていても、愛蔵版などで一冊になっていればOKです。
たった一冊の中に込められた表現が、永遠に心を捉えることもある。
けれど連載期間が短いと、知られざる傑作になりがち。
あなたのお気に入りの傑作を紹介してください。
作者と題名がわかれば、書影画像やリンクはあってもなくても構いません。
ご注意:
短編集・作品集など複数の作品を集約した一冊、上下巻などの分冊作品を除きます。
初版で上下巻に分かれていても、愛蔵版などで一冊になっていればOKです。
「リストランテ・パラディーゾ」 オノ・ナツメ
https://www.amazon.co.jp/dp/477832014X
雰囲気が良い。魅力的なおじさんがたくさん出てくる。
早速ありがとうございます!!
どちらも好きです。一冊の中に濃密な世界がある感じ。
言い遅れましたが、短編集と一巻完結の間で微妙に感じますが、収録作が連作なのはアリ!としましょう。
水木しげる『総員玉砕せよ!』
萩尾望都『11人いる!』(小学館文庫新編集版や復刻版スペースワンダーでは続編含めて一冊)
大友克洋『童夢』
須藤真澄『アクアリウム』
遠藤淑子『ヘヴン』(白泉社文庫版ではヘヴン2も収録して一冊)
岩明均『ヘウレーカ』
藤田和日郎『邪眼は月輪に飛ぶ』
石黒正数『外天楼』
藤本タツキ『ルックバック』
などが何度も挙がるスレッドになる、かな。
自分は、諸星大二郎『暗黒神話』
https://www.amazon.co.jp/dp/4086170906
と、そのオマージュである
士郎正宗『仙術超攻殻ORION』を推します。
https://www.amazon.co.jp/dp/B014ONWIYE
「この世界の片隅に」こうの史代
「オンノジ」施川ユウキ
「ヘウレーカ」岩明均
「外天楼」石黒正数
「邪眼は月輪に飛ぶ」藤田和日郎
「バビロンまでは何光年?」道満晴明
「SAND LAND」鳥山明
「よろこびのうた」ウチヤマユージ
「Helvetica Standard」あらゐ けいいち
「散歩もの」谷口ジロー/久住昌之
https://afternoon.kodansha.co.jp/c/undercurrent.html
改めて見ても、本当に構図からタッチまで上手い。小津映画を見ているよう。眼が幸せ。
そのまま額装して飾ったりTシャツにしたくなる。
倉金篤史『PiNKS』 (リュウコミックス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4199503617
小田 扉 『江豆町: ブリトビラロマンSF』 太田出版
https://www.amazon.co.jp/dp/4872338561
ピッコマで買って読んだ後にキンドル読み放題だったことを知るいつものやつ
「泣いたって画になるね」畳ゆか
https://amzn.asia/d/0aZsEeXS
めちゃくちゃ可愛い女の子の幼馴染の女の子が主人公の漫画
Amazonの商品ページに「ポップでサイケなガールズバトル・フォー・イグジステンス」とか書いてあるけど半分くらいウソで、実質的にはものすごく巨大なものに完膚なきまで敗北する話。何でもかんでも実質百合扱いするのがユニークな読解だった時代は過ぎ去って久しいが、これに関しては自信をもって実質百合と言える。読後感は悪い。
「君が肉になっても」とこみち
https://amzn.asia/d/0i6QddLN
クラスの友達が夜な夜な人間を捕食する怪物に変異してしまう漫画。ホラーのようで怖くはない。女の子と女の子がどんどんどうしようもなくなっていくんだけどずっと平熱的なのが独特。ウェットなものをウェットにならず描こうとするような雰囲気があって、最終回のラスト数ページはその筆致の極北だと感じる。ものすごく大勢の人間が死ぬが、読後感は良い。
短編連作ぽいものを含めてよいなら
「殻都市の夢」
https://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b10080749.html
『幸せのひこうき雲』安達哲
https://www.amazon.co.jp/dp/B07LBPTQDR
この作品以前にはむしろ嫌いで苦手な漫画家だった。
この後の連載作品が有名な『バカ姉弟』で、ああ、あれがあって一皮剝けてのこれだったのねと感慨深いものがあった。
「冷食捜査官」(とり・みき)
https://amzn.asia/d/06UuOYHC
環境汚染で天然の食材が食べられなくなり、人々は安全な合成食料だけを食べて暮らしている近未来。
「古き良き味」が忘れられず、禁制の冷凍食品に手を出す人々と、それを取り締まる、農林水産省冷食調査官。
捜査対象になる人それぞれの思いやドラマが交錯し、ギャグ満載でありつつ時にほろ苦い、ハードボイルドギャグ漫画。
「スパイシー・カフェガール」(深谷 陽)
https://amzn.asia/d/03if61CK
ふとしたことからタイ料理店で働くことになった主人公だが、寡黙で筋骨隆々、ワケありっぽいマスターと、これまたワケあり風のウェイトレス、そして転がり込んでくるおかしな客と危険な事件の数々。
2005年の作品だけど、今だとちょっと違った切り口になるのかもしれない。
「西武新宿戦線異状なし」(押井守原作、大野安之作画)
https://amzn.asia/d/02nymxCs
クーデターにより東京近郊が「解放区」として独立を宣言、大阪に遷都した政府とにらみ合いを演じる中、解放区側へと越境した高校生が体験した解放区軍の泥臭い現実と、突如与えられる特別任務……。
「つまらない日常を終わらせたい」みたいな軽率な動機で家を出ちゃう主人公だけど、なんやかんやに巻き込まれて、ある種の青春物語として完成されている。
それはそれとして、「自衛隊一部部隊が某社会主義国家の支援のもと蜂起」というのは時代を感じる。(1994年発行)
まだあるけど紹介文が書き切れない……。
「つるまき町夏時間」コマツシンヤ
https://www.shinchosha.co.jp/book/771833/
ちょっと不思議な夏休み。増刷かからずプレミア価格化してしまっているが、電子書籍は買えます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CNGPQJCT
誰よりも成功した漫画家のひとりが、晩年がん闘病しつつ短期連載した作品。
藤子Fワールドの、凝縮されたエッセンス。
せつなくも永遠にみずみずしい。
「おもいでエマノン 」鶴田謙二。
梶尾真治の原作は読んでないけど、読んでよかったと心底思った。
https://www.amazon.co.jp/dp/4199500774
なるほど、『さすらいエマノン』を除けば確かに一巻完結だ。
SF小説の表紙でよくお見掛けする鶴田謙二、
その中でもコミカライズまでされたのはこのエマノンだけ、だったような。
デビュー作『Spirit of Wonder(完全版ではThe Spirit of Wonder)』も
連作集の一巻完結と言えるかも。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00A7650F2
「キラリティ」大石まさる
https://www.amazon.co.jp/dp/B01BD1TITI
丁寧で説得力のあるSFと群像劇が好きならとてもおすすめ!
前作にあたる『ライプニッツ』も一巻完結で二度美味しい。
ぶさかわ肉球のつやつやSF。
https://www.amazon.co.jp/dp/B018FR9ZI2
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D86F85MH
見開き2ページ15コマで綴られていく
バブルに踊らされなかった女子たちの日常。
「かろやかで自由、おかしくて深い」まさに、まさに。
かかりつけ医の待合室にあって、毎回手に取っていた記憶があります。
文庫版の帯に書かれた推薦文:
この本があって良かった。読むたびにそう思う。
好きな本を聞かれるたびに、そう思う。
心が、未来が、ふやふやするたびに、そう思う。
この先一生、そう思う。
――ヨシタケシンスケ(絵本作家)
るきさんは、コマの中に描かれた場面のそれぞれの外側が確かにある、と確信する絵の連続で、漫画であるはずなのに、生きている人が向けたカメラがそこにあると感じるし、だんだん画面の外側にも当たり前の世界があると信じてきてしまう。そのことに、まずわくわくする。漫画が「世界を切り抜くためのもの」のように見えてくる時間。
――最果タヒ(詩人)
「特定の漫画家や作品の紹介」の話で盛り上がってるみたいだね。その話題なら、こっちのスレッドのほうが合ってるかも。
💬 夢中になって読み進めた。「やっぱりマンガが好き」と感じた1冊 - マンガパーク
新しくスレッドを立てたいときは、このボタンから作れるよ。
90年代の望月峯太郎から2作品
『座敷女』
いわゆるヒトコワ系怪談のパイオニアであり金字塔的な作品だと思う。
『鮫肌男と桃尻女』
なんかすごい洋画っぽい雰囲気があるんだけど90年代の猥雑な日本の空気感もある
レオンとかパルプフィクションを90年代日本で再解釈してやってみたみたいな
もう読んだの20年以上前なのであんまり覚えてないがなんかかっこ良かった記憶
座敷女
https://yanmaga.jp/comics/%E5%BA%A7%E6%95%B7%E5%A5%B3
鮫肌男と桃尻女
https://yanmaga.jp/comics/%E9%AE%AB%E8%82%8C%E7%94%B7%E3%81%A8%E6%A1%83%E5%B0%BB%E5%A5%B3
時代を超越した作品群で新分野を切り開いた、望月みねたろう/峯太郎/ミネタロウ。
「なんかすごい洋画っぽい雰囲気」わかる~。
鮫肌桃尻など多数の映像化がありますが、そういえば『座敷女』はまだ。
成熟した日本のホラー映画、今こそ座敷女の映像化が待たれる。
いや、いっそ海外で映画化もアリなのでは。
どちらもフランス詩人の中編小説の漫画化(バンドデシネ化?)作品!
センスいいとこ紹介してくださって助かります。
J.コクトー『レザンファン・テリブル(恐るべき子供たち)』の漫画化。
コクトーは映像的な詩人で、萩尾望都は小説家的な漫画家なので、
相乗効果が生まれた。
萩尾望都にしか描き得ない空気感。
https://www.amazon.co.jp/dp/4088541294
B.ヴィアン『レキューム・デ・ジュール(日々の泡)』の漫画化。
ジャズを愛し演奏・歌唱・作曲・評論した詩人ヴィアン。
シュールで詩的、日本人にはちょっとわかりにくいヴィアンの美学が、
岡崎の類稀な感覚によりビジュアル化されたのはある種の奇跡。
https://www.amazon.co.jp/dp/4796632751
どちらも無性にもう一度読みたくなりました。
いや、溺れたくなった、かも。電書あるのかな。
このスレすごい!連載を追いきれず漫画から離れがちでしたが、一巻なら色々読んでみたくなります
私は一冊の中の圧倒的な世界観、という点では萩尾望都さんの銀の三角が好きです
四角六角、恒久沙角…というフレーズがたまにふと頭に浮かぶことがあります
https://www.amazon.co.jp/dp/4840214727
大きな判型で本棚で持て余し、ナウシカとともに手放して、後悔した一冊。
少女向けのSFから、SFファン向けの漫画に転じた作品。
一読では捉えきれず、読み返すほど引き込まれる、まさに「圧倒的な世界観」。
ディープな萩尾望都ファン、萩尾未読のSFファンにおすすめ。
https://www.amazon.co.jp/dp/4840214727
米村版は電書になってるのに、アクセスしにくくて惜しい。
作画に時代ならではの癖あるけど、アニメ版も好きです。
同じお題の時にブコメで何度か紹介してるけど、村上もとかの『水に犬』。
タイを舞台にした警察もの。設定の重さと、カラっとした明るさ、タイ料理のうまそうな描写、など、95年の作品だけど、当時からずっとお気に入りの一冊。
さすがにもう古いかな、と思いつつ電子書籍版で読み直したら、ちゃんとおもろかった。村上もとかは……漫画が上手い!
今日、タイ映画の増田を見たのでなんとなく縁を感じつつ。
村上もとかの、古びない強さは独特ですね。
最近描かれた『六三四の剣』ファイナル https://www.sunday-webry.com/episode/12207421983741502537 を読んで改めて感じ入りました。
1巻縛りで毎回答えてるけど、村上かつらさんの「ラッキー」
ドラえもんとのび太の世界って現実で言うとこのくらいだよなという感触で、地続き感が好き。
現代の技術やらインフラの進化で、物語がどんどん成立しなくなってきているので、現代の子供には理解されないんだろうなという悲しさも合わせてどうぞ。
古いSFからしか摂取できない栄養素がある。
少女漫画の文法も良い塩梅です。
https://e-comi.shogakukan.co.jp/books/091815800000d0000000
みずみずしさと緻密さが同居した、若き天才にしか書けない一冊ですね。
https://e-comi.shogakukan.co.jp/books/091507410000d0000000
「サイコスタッフ」水上悟志 https://www.mangaz.com/book/detail/63721
ちょっと苦しい青春やジュブナイルが好きならこちらもおすすめです。
ちーちゃんはちょっと足りない/阿部共実
神様がうそをつく。/尾崎かおり
志乃ちゃんは自分の名前が言えない/押見修造
https://championcross.jp/series/0585d1313d06d
https://www.kodansha.co.jp/comic/products/0000047282
https://www.amazon.co.jp/dp/B00GWBBDG6
甘苦い作品は、一巻完結だとちょうどいいのかも。
志乃ちゃんは実写映画化されましたねえ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00DMUE3TE
それだけで演劇ものとわかるタイトル。
今の世相だと、百合だと安易に言われてしまいそうだけど、そういうのじゃないんですよね。
2008年にも中原監督で再映画化。
同じ監督で二回も実写映画化された漫画って他に無いような。
『あせとせっけん』で席捲した山田金鉄、一巻完結のこの作品くらいが自分も好きです。
https://www.kodansha.co.jp/comic/products/0000376220
ミヤギトオル『鬼姫神社通り商店街』(2023年)
最初に、妖怪日常ファンタジーであることを余すことなく表現したタイトルに感心しました。
https://ddnavi.com/onihime/
作者ブログの4コマ~8コマ漫画も好き。
https://miyagitooru.blog.jp/
こうの史代「長い道」
この手の話題では定期的に挙げています。
反戦漫画で有名になりすぎた人だけど、この人しか描けない変な夫婦のお話。
こうの史代では、既に挙げられた『この世界の片隅に』
そして『夕凪の街 桜の国』も、このスレッドに欠かせない重要な作品ですが、
この作品は違う意味で好適ですね。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09YTY584P
作者にとって初めての非四コマ漫画。
「『あんたたちの見ていないところでこんなことやっちゃうよ!』
という感じでいろいろ試してみた」
という実験作。
あとがきに書かれた作者の紹介がまた滋味深い。
「貴方の心の 現実の華やかな思い出の谷間に
偽物のおかしな恋が小さく居座りますように」
安彦良和『三河物語』
「マンガ日本の古典」シリーズの一つですが。
後の『麗島夢譚』に似たコミカルなキャラクターたち。
https://www.chuko.co.jp/zenshu/2021/05/403621.html
「太陽の季節」より芥川賞を獲るべきだった藤枝静男の小説を
鬼才漫画家、いや劇画家の川勝徳重がいきいきと蘇らせた作品。
映画的でありながら、劇画でしかできない表現も随所に。
https://to-ti.in/product/yasegaman
『我らコンタクティ』は、このスレッドで何度も名前が挙がるに相応しい
不朽の名作。きっと100年後も評価されている。
「ご飯は私を裏切らない」 heisoku
生きる事は苦しくて、しんどくて上手くいかない。それでも、ご飯を食べる。
ネガティブだけど前向きな感じが元気をくれる。
1巻っていう縛りが無くても個人的ベストの漫画。
「めんや」 柴田康平
面に対するこだわりと画力がマッチしていて、柴田先生の凝り性な人柄が感じられて良い。
柴田先生の中では一番アクが無くて、すっきり読める。
「にゃこと博士」 空次郎
猫メイドのにゃこ、博士の2人がずっと可愛い。
博士はにゃこの事を、にゃこは博士の事をいつも想っていて、愛がいっぱいで温かい気持ちになる。
「ネコマジン」 鳥山明
ドラゴンボールとドクタースランプを混ぜて合わせて、猫を足したらネコマジン!
ギャグあり、バトルあり、セルフパロディ?ありで自由に描いてる感じがあって楽しい。
「エイハブ」 猿渡哲也
白鯨の恐ろしさ、エイハブの執念が強く伝わってくる猿先生の画力は流石。
https://comic-walker.com/detail/KC_001000_S?episodeType=comics
『ご飯は私を裏切らない』
「死ぬほうがメインストリーム」のパワーワードで引き込まれてしまう
ネガなのにポジな、現代人に必要な一冊。
名人達人の一冊完結ものも良いですねえ。
みんな猿先生を舐めすぎなんだよ。
ジェントルメン中村『プロレスメン』
プロレスファンなら必読の傑作。プロレスというジャンルのうさんくささをきちんと作品内で表現しつつ悪役レスラーの生き様、新人レスラーの成長を描き切りました。ホッコリ。
樹村みのりといいたいけど短編集ばかりで、でも70年代の樹村みのりはおすすめです。電子書籍でも気軽に読めるようだ。今読んでも古びてないテーマを扱ってると思う。
岡崎京子 / ジオラマボーイ・パノラマガール 一通り読んだけどこれが一番好きだな。80年代のCDとLPがまざった街のレコ屋の描写が好き
エイドリアン・トミネ / 長距離漫画家の孤独 グラフィック・ノベルというカテゴライズに本人がこだわっているのに漫画でいいのか。でもこのタイトルだし。トミネの作品はけっこう読んだどれも好きだけど短編集もあるけどこの本は一巻完結だし
ピーター・バッグ / HATE 日本語版 アメリカン・アンダーグラウンド・コミックとカテゴライズされるのか。この頃 PRESSPOP GALLERYが出してたソフボーイのTシャツやグッズが売れてたり、そうしたジャンルの翻訳がけっこう出ててその中で読んだ。色々めちゃくちゃだけどまあいいじゃん生きてるし的な態度がストーリーにも画風にも横溢しててしびれた。調べるとプレミアついてるけどもうディスクユニオンに売った。まあいいじゃん。このスレにブースト
岡崎京子『ジオラマボーイ・パノラマガール』
https://magazineworld.jp/books/paper/2165/
長編2作目で粗削り。でもすでに作家性は完成してますよね。実写映画にも期待したんですけども。
当時25歳の作者のあとがきが、実にバブルの世相を表している。曰く
★今やわたくし達のつたない青春はすっかりTVのブラウン管や雑誌のグラビアに吸収され、つまらない再放送をくりかえしております。
★そしてわたくし達の出来ることときたらその再放送の再現かまねっこ程度のことです。
★とうぜんしらけます。
★でも“すき”のきもちはしぶとくあります。
★パンドラの箱の残りもののように。
グラフィック・ノベルやバンドデシネには、確かに一冊完結の名作が多いですね。
ムートンが別スレッドを勧奨してくる予感。それまではどんどん挙げましょう。
樹村みのり作品はこれまであまり嗜んでこなかったのですが、
このスレッドの対象作品としては
『菜の花畑のむこうとこちら』(1975-78年連載 / 電子書籍版あり)
https://www.amazon.co.jp/dp/B078HXLH4Z
『母親の娘たち』(1984年連載 / 電子書籍版あり)
https://www.amazon.co.jp/dp/B071LJM66Z
近刊では『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(原作・梨木香歩、岩波書店、2026年5月刊行)
https://www.iwanami.co.jp/book/b10160894.html
あたりが該当するようです。どれから読んだものか…詳しい方教えてください。
ロックが禁じられた未来を描く、永野護の処女作にして、後のファイブスター物語を予告し、その中に内包される作品でもある。ログナー司令とイエッタが初登場、その一方でエルガイムのキャラもやたらと出てくる。
池袋で原画見て、新装版も欲しくなりました。
松井信介「四月八日のまえがきに」
ちょっとしたことで運命の歯車がズレてしまった女子高生二人組 岩瀬と浅尾、その憧れの先輩 森野、さらに 大島・アレックス・英智という「外野守備に抜群の信頼感が持てそうな名前」の転校生、そして本来なら出会う予定ではなかったトビ職人の織りなす、ちょっと不思議な冒険のお話。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09186167
未読でした。寡聞にしてお名前も知らず。読みながらググれば
https://bigcomicbros.net/7621/
「あの夜、エゾシカをはねなければ、漫画家にはなってない」
なんて?
生まれて初めて漫画を書いて賞金50万、
それから2年後に、この作品、だと…!?
安定した水平線が、逆に不安感を齎す不思議な絵作り、
感じたことのない読後感。
なんだこれは。
このスレ立てて良かったメェー。
https://www.amazon.co.jp/dp/B074C78ZFS
未読でした。
入れ替わったままそれぞれが成長する発想は、
むしろ転生ものっぽい。同人出身作家とあって、
R-15や成人向け性愛描写にも躊躇がないが
本作は何よりその界隈で鍛えられた
TSに絡む繊細な描写が出色。
人類史上、おそらく現代日本の同人誌ほど
性別入れ替え表現を競い掘り下げた文化は
かつて無いのでは。
本作はその成果のひとつ、ということなのかな。
自分が同人誌づくりに関わったのは
ずっと昔でアップデート不足。
詳しい方にご解説いただければ幸いです。
板倉 梓『タオの城』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01J52GB1A
タカハシマコ『それは私と少女は言った』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00DYFVN2W
名前と絵柄は知っていても当該作は未読。
読んでみます!
木城ゆきと『灰者』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00LIUMVY4
作者のライフワーク『銃夢』モーターボール篇の外伝。
円英智『ロマンシア―浪漫境伝説』
https://www.amazon.co.jp/dp/4049260042
麻宮騎亜『GUNHED リニューアル版』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW9VGFQ1
都築和彦『ザナドゥ1―ドラゴンスレイヤー伝説』
https://www.amazon.co.jp/dp/4049260026
後三者はゲームのコミカライズですね。時代の空気を感じる。
未完の名作ザナドゥはタイトルが『ザナドゥ1』、作者が当時ファルコムの社員で版権の扱いが微妙、ゆえに続刊が出ないと聞きました。
GUNHEADは、映画のコミカライズですね。別のストーリーで小説もありました。
はるかリフレイン - 伊藤伸平
https://amzn.asia/d/0dIUm5lx
連載当時、自動車運転中に携帯電話を使用することは明文で禁止されていなかった、という前提知識が必要かもしれません。
おちけん - 川島よしお
https://amzn.asia/d/09k5a8pv
落語ネタ四コマ。
さよならもいわずに - 上野顕太郎
https://amzn.asia/d/0hTJZM7d
弓道士魂 - 平田弘史
https://amzn.asia/d/0j2XXloU
時代モノの劇画。「少年キング」連載だったらしいので、少年漫画……少年劇画?
嘘紹介ずるい()
バブル時代のミリオタやりたい放題漫画。初期の士郎正宗作品もこんな味してた。
https://www.mangaz.com/book/detail/99561
連作集、という解釈にしておきましょう、そうしましょう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00UTYXQD0
『これ描いて死ね』で広く知られるようになった
とよ田みのるの傑作中編。
ひと目でわかる独特の画風が、やはり何か麻薬的魅力を発している。
告白で始まるのはデビュー作『ラブロマ』に通じる。
ゲーセンより先にwindowsからピンボールが消えた現代、
本場から伝わるディープな文化、ひたむきに打ち込む青春の輝き。
無茶ぶりヒロイン、正体不明のライバル、
本場を知る店長、井森と、キャラも濃い。
連載版と読み切り版では主人公もヒロインも違う。
ヒロインが若干マニック・ピクシー・ドリーム・ガールっぽくはあるが
ストーリーが進むほどかわいく見えてくる。
関係ないですが自分は温泉街にわずかに残るスマートボールが好きです。
緩傾斜をゆっくり転がるのが良き。
小畠泪『いっそ、恋だったらよかったのに』
今年出た百合マンガ。高校の先輩と大学で再会したらクソ男にハマっていて……から始まる。
https://bookwalker.jp/decc8aaddb-4353-4155-8ca6-68115482412a/
沙村広明
ブラッドハーレーの馬車
https://link.amazon/B02tJqAWb
戸田 尚伸 惑星をつぐ者。
同名の古典ハードSFとは関係ないですが、ハードSF+ジャンプのバトルマンガという
組み合わせで、子どものとき夢中になって読んでいました。
https://amzn.asia/d/0hJCzvke
外天楼、最初はストーリーものじゃなくて短編集かな? リクエストと違ってるのでは? と思っちゃうんだけど、ここで紹介されてるってことはそうじゃないってことです。
外天楼気に入ってくれたらこれもってのが「こぐまレンサ」(ロクニシコージ)。完全版なら一冊。
石黒正数『外天楼』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FGOMIYG
初見時は1話ごとに翻弄されるような感覚、
後半がらりと変わる空気、そして予想外の胸を突く結末。
読み返すほどに発見があり、
改築増築を重ねて偶然出来上がったカオスのようにも
最初から緻密に精妙に練り上げられたSFミステリにも見える、
他に類を見ない作品。
はまった人にとっては史上最高の作品のひとつ。
ロクニシコージ『こぐまレンサ』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01BER92UQ
同じく予想外の展開と伏線回収で知られる作品。
作者はこの作品の後、20年間新作の発表がなかったが
最近復活しnoteで新作を掲載している。
https://note.com/rokunishi
熊倉献『春と盆暗』
https://heros-web.com/episodes/12e6142b15996
これは短編集? いや共通点ある恋愛連作集ですね。
文科系男性が恋するのは、同調圧力を気にしない女性。
自分が好きなのは「水中都市」。
「中央線好きな奴なんかいるの?」
木城ゆきと『灰者』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00LIUMVY4
作者のライフワーク『銃夢』モーターボール篇の外伝。
本編のモーターボールも大好きでしたが、スピンオフがさらに濃縮されたすばらしさ。
この作品だけ読んでも楽しめる。
複数の方から挙がるのも納得です。
「エビスさんとホテイさん」 きづきあきら+サトウナンキ
https://www.dokidokivisual.com/comics/2752/
OL百合もの(雑なカテゴライズ紹介)
特に関係性の変化の過程の描かれ方が良い
いずれも名うての達人による有名作品ながら、
これまで未読でした。
獸木野生『青また青』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01NBG3OU9
複雑なプロットと主人公の折り畳まれた精神を
限られたページで描き切った、濃厚なサスペンス。
執筆当時はまだけものぎは「伸たまき」名義。
タイトルでピンと来て、2年前に亡くなった
小田光雄のはてなブログを遡ると、
やはりこの作品が取り上げられていました。
小田は「文学以上にコミックのタイトルに
『青』が多く見受けられ」るとし、
青や月光に関するタイトルの60冊の漫画を
連続して論評しています。
題して「ブルーコミックス論」。
このスレッド中の作品では他に、
豊田徹也『アンダーカレント』
なども対象となっています。
いしいひさいち『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』
https://www.ishii-shoten.com/honnmaru/manga/info20250520book.html
4コマ『ののちゃん』でおなじみのいしいが、
ののちゃん作中で描き切れなかった歌手ロカを
主人公に据えたスピンオフとして、
ウェブサイトや同人誌即売会向けに発表した新作。
2023年度のマンガランキングで1位に。
完全版は自費出版。
熱量の高い評論をご紹介。
https://note.com/kogolion/n/n682a12f337be
「今風でありながら王道のサクセスストーリー」
「ラスト手前までは上で書いたような
『すげえ、すげえ』という気分で読んでたんですが
最後は想定外の角度からぶん殴られた気分だった。
こんなこともできんのかと。」
「百合として見てもめちゃくちゃ面白い!」
スタンダードブルー / 宇河弘樹
https://www.amazon.co.jp/dp/B00NGH9QK4/
文芸ものの『響』、
最近では完結したばかりの将棋もの『龍と苺』で知られる
柳本光晴の初期作。
まだ暴言系ヒロインと暴力系ヒロインが分かれてる。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G22SSYQ
ストーリーはありがちなのに、後半の構成が巧みで
何度読んでも6話7話で泣けてしまう。
『ちーちゃん』『ルックバック』と合わせて紹介していただいたのも
なんとなくわかる気がします。
私は短編が好きで、よく読んでるけど、
短編作品集ではなく、1巻で完結となるとなかなか難しい。
家で作品を選んで書きに来ます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00G26745A
ゾンビ×女子高生×戦車×杉並区…読み始めた感じ、
『beautiful place』よりも末期的状況でふたりとも情緒ヤバいですね。
はまってしまいそうです。
U-temo『今日はまだフツーになれない』
マイフェイバリッドシスターフッドマンガの1つ。
https://comic.pixiv.net/works/6794
https://bookwalker.jp/def40138c6-a160-41e8-963d-2ac41bb06614/?acode=6n7WWaSZ
瀬川藤子『屋上の君』
(表題作以外にも短編が1つ入ってますが、短編集ではないので…)
転校先で友達ができない小学生が、学校の屋上でお姉さんの幽霊に出会う話。
瀬川藤子めっちゃ好きなんですが、現在完全に「消えた作家」になってしまっていて、『VIVO!』『お嫁さんは神様です』の電子書籍もないんですよね…。
辛うじて一部が pixiv で読めます。https://comic.pixiv.net/works/605
独自の空気感を持つ瀬川藤子。
本作ではまだ羽海野チカ作品の影響が見えますね。
『VIVO!』『嫁神』『ハシレジロー』『コノマチキネマ』など
すべての作品で電書が引き上げられてしまい、
Xのアカウントやブログ瀬川日々も消えてしまった、と。
紙で持ってる方は大事にしながら、
お元気であることを願い、待つしかないか…。
『ハシレジロー』の電書はありました。なので、他の作品は単に電子化されていなかっただけかもです!(でもお嫁さんの電書を見た記憶があるようなないような…いやもうわかんないですね…)
https://bookwalker.jp/dee5d370e2-5d33-408a-b861-bb28ecb5f46e/?acode=6n7WWaSZ
スーパーマン:レッドサン(マーク・ミラー)
https://amzn.asia/d/04sCnrs2
クリプトン星を脱出した赤ん坊――後のスーパーマン――を乗せた救助ポッドは、カンザス州の農場に落下…しなかった!
運命のいたずらで落下時刻が12時間ずれた結果、ポッドはウクライナのコルホーズに落下し、スーパーマンは、共産主義の理想に燃える、ソビエト人民の英雄として育ったのだ!
マーベルヒーローには全然詳しくないのだけど、ソ連・ワルシャワ条約機構拡大のため奮闘するスーパーマンと、それに対抗するアメリカ合衆国(ブレーンは天才科学者、レックス・ルーサー)、という図式だけでも滅法面白い。
……でも、「スターリンの私生児」がソ連の政府要人なのは、アメリカ人の考える社会主義観なのかな。現実には、スターリンの子ども達は割と不遇だったのだけど。
楽園通信社綺談(佐藤明機)
https://amzn.asia/d/05JN8WvI
多層都市、ヘヴンに、小さな新聞社の紀行文連載作家として招かれた、三流小説家、メイウルフ・M・メイフィールド。
ヘヴン市に住む奇妙な住人たちに不思議な事件、新聞社の秘密、そしてやがて都市と彼女自身、そして世界の命運を巻き込む巨大な動乱が……
……というストーリーはありつつ、真剣なんだけどいつでもどこか呑気な登場人物たちと、SFなんだけど明るくコミカルな背景世界の描写がとても魅力的。
しかし、ここを見ていると、欲しいものリストがどんどん増えていく……やばい……。
マーク・ミラー『スーパーマン:レッドサン』
アメコミに詳しい友人に尋ねたら、急に早口になって
小一時間語ってくれました。お、おう、ありがとな。
曰く、
「スーパーマンコミックの中でも指折りの傑作」
「でも絶対に映画化されないからコミックで読むしかない」
「冷戦終結後だからこそイデオロギーから自由になって描けた」
「レッドガーディアンみたいなソ連嘲笑ネタキャラとは違う(言い過ぎ)」
「ラストに至るメッセージが深い」
「いつものヴィランもちょっと違って見える、劇場版ドラえもん感」
やだ、何それ面白そう。
彼が実家で捜索して送ってくれるのを待っているところです。
佐藤明機『楽園通信社綺談』
レトロSFだいすき!
厚みある作画と世界観、キャラは軽妙で抜けていて楽しい。
作者の次作『ビブリオテーク・リヴ』もまた
このスレッドに相応しいように思われます。
作者の元アシスタントが速水螺旋人。
絵柄は異なれど、どこか似た作風。
あちらも大変好みです。
二ノ宮知子「平成よっぱらい研究所」
「のだめカンタービレ」などで有名な作者のエッセイ漫画。とにかく酔っ払ってやらかす人々が描かれていて読むとヤケクソみたいな元気が出ます。現在、Kindleで完全版が読めます。これが令和だったら炎上しそう。
二ノ宮知子『平成よっぱらい研究所』
https://www.amazon.co.jp/dp/B014J1F1PE
未読でした。これは…ノンフィクションだとすると
『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』や『ヤニねこ』
よりヤバいかも。
思えば『のだめ』にも似たシーンいくつかありましたね。
30年前の作品の内容、いま令和に描いたら
たいてい炎上するのではないでしょうか。
まあそこは「この作品には不適切な表現や
差別的な表現が含まれておりますが、
発表された当時の時代背景を考慮し、
作者の意向およびオリジナルの原点を
尊重して、そのまま掲載しております」
ということで。
杉浦日向子『合葬』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DT6LSC25
徳川慶喜恭順・江戸城無血開城後も、
上野寛永寺に立てこもって戦った彰義隊の
物語。つぎつぎと倒れていく若い隊士たち。
近年実写映画化されました。
浮世絵的だったり絵本っぽかったり
漫画的だったり大和絵っぽかったり
劇画調だったりと、表現が自在に
組み合わされる杉浦作品。
ガロ創立者、白土三平の影響も感じます。
フォントサイズが小さいので、確かに
文庫やスマホより、単行本やタブレットの方が
適している気がしますねえ。
有馬慎太郎「四ツ谷十三式新世界遭難実験」
完結というか打ち切りというか続きは出ないと思うので完結扱いで。
有馬先生は架空の生き物の生態系を構築するのが上手くて、次作の「地球から来たエイリアン」1〜3もすごく面白い。
有馬慎太郎『四ツ谷十三式新世界遭難実験 1』
https://bookwalker.jp/de1d5fb093-bbf7-44ec-8815-7ed445c57556/?sample=1
未読でした。どれどれ…
西暦2030年。テレポーターが開発され、
月にさえ一瞬で行けるようになった時代。
四ツ谷正宗ら一行は、テレポーターの開発者
である正宗の兄・十三に呼び出される。
彼らはそこで“未知の惑星”に繋がる入り口へと
誘われ……。被害者4人と愉快犯1人の、
地球外サバイバル漂流記。
なるほど。
マッドな兄に振り回され遭難しながら、
漂流をつづける主人公たち。
ストーリーの骨格は『レベルE』を
彷彿とさせるが、あれ以上に高度な
異世界の生態系に引き込まれますね。
打ち切りになったのが不可解なほどの
良作。良い作品を知ることができ感謝です。
一冊に2作品入ってるのでレギュレーション違反���もしれないけど岩明均の『雪の峠・剣の舞』の雪の峠。
物語の舞台は戦国時代...いや、もう戦国時代は終わってるような、いやいやまだ終わってないような、そういう時期を描いた歴史マンガ。
関ヶ原の合戦で西軍について負け組になった佐竹家とその家老たちが東北に国替させられ、新しい城をどこに立てるかプレゼンバトルする話。
新しい城を建てるうえでの議論の焦点となるのが『戦国時代は終わったのか』の認識で、若手家臣である主人公は「戦国時代は関ヶ原で終わった」と主張するが、対立するベテラン家臣たちは「もう一度大きな戦が起きる(起きてくれなきゃ俺達サムライはどうするんだ)」と主張し、その認識の違いにより提案する都市計画も大きな違いが生じる。
初めて読んだときは主人公サイドに感情移入してスカッと話として読んだんだけど、最近は敵側の勢力の方の気持ちも分かるようになってきた。
岩明均の『雪の峠』、大好き。
戦国時代なのに、徳川家康も上杉謙信も登場するのに
メインは会議室でプレゼン対決という展開が面白い。
(そのうちNetflixあたりで実写化しそう)
そしてラストに描かれるお墓。
東北の話なのに、なぜ主人公のお墓が京都にあるのか。
巻末の人物解説を読むと、うわぁーってなる。
「戦はもう終わったのです」というテーマがジワジワ効いてくる
『雪の峠』いいですね。
自分は『剣の舞』も好きでした。
凌辱シーンは痛々しいものの、
その後の虚脱感が本当に切なくて。
これらの2作は、後の岩明原作『レイリ』
につながったように感じます。
https://championcross.jp/series/3368a5cbbf0ea
岩明均氏の作品は、わりとヒロインが酷い目に合うような…
『レイリ』も好き。あの、飄々としたラスト。
あ、『レイリ』にも徳川家康が良い味で登場しましたね。
そして、岩明均原作✕作画は別の人、という可能性を見せてくれた作品でもありました。
室井大資 × 岩明均『レイリ』の最終巻が出てた!もう、終わっちゃうのか(涙)…っていうか、『ヒストリエ』も、岩明均大先生は原作で作画は誰か別の人に描かせてれば平成が終わるまでに終わってたのでは?w https://t.co/5zKxXiEro9
— まめ狸@パラオ泊地 (@mametanuki) May 7, 2019
たぶん出てなさそうなので……
『金の国 水の国』(岩本ナオ)
https://amzn.asia/d/05klrxbD
基本はジャルジャルとかアンジャッシュ味のあるすれ違い系ラブコメだけど、政治もペットもアクションもある盛りだくさんな一冊。私はコレで『マロニエ王国の七人の騎士』へと進み、すっかり岩本ナオ沼に足首まで浸かっております(天狗まで戻るのは自重)
一冊思い出してみると、するすると出てきますね。
『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ)
https://amzn.asia/d/080CXbHx
ともに底辺をはいずってきた親友が亡くなったと聞き、せめて死んだ後くらい底辺から救い出してやろうとあがく女の物語。誰でも気に入るという作品ではないと思うけど…。これが書ける人ならもっといろいろ読んでみたいと思うけれども、寡作なんだよなあ
1冊ずつで申し訳ない…。
『ねぇ、ママ』(池辺葵)
https://amzn.asia/d/0bfu0CS9
すでに『プライムメゾン』などで定評のあった作家さんだったので、どんな作品を書く人なのかなとと手を出した1冊。“沁みる”マンガを読みたい人にお薦めします。
福満しげゆき『僕の小規模な失敗』
うっかり工業高校に入ってしまったところから始まる平成まんが道。自分をしっかり客観視しているのがよいです。吾妻ひでおの『失踪日記』(2巻が出ているので紹介できないけれど傑作)みたいな読み味。
↓で読めますね
初期作。この作品から、『僕の小規模な生活』等を経て、最新の『妻と僕の小規模な育児』に至る流れは、漫画史に残るのでは。
作者のモノローグが、たいていフキダシと書き文字の両方に渡っているのが特徴。
特に「そうはいっても…いや…しょせん…こう…あれだな~」の書き文字に心を刺されて
いちいち共感し羞恥し苦悶しながら、読み終わればどこか軽くなっているんですよね。
https://www.amazon.co.jp/dp/4776792729
主人公とツン病み系ヒロイン(メンヘラとは呼びたくない)の関係性がエモい。
セリフ選びが日和らずまっすぐで好き。
作者サイトによると、最近、電子書籍の契約満了により一部の作品が読めなくなったようです。
https://todaseiji.moo.jp/
なんと! 電子書籍のつらいところですね。
https://todaseiji.moo.jp/manga.html
読み返しちゃいました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4575720992
昔読んだように思うけど、他の原律子作品と記憶の中でごちゃまぜになってる。
エロを用いてそれ以外の感情を揺さぶってくる、不思議な感覚だけは覚えています。
昭和末期に書かれた昭和前半風のレトロな絵柄。
「知らないはずの懐かしさ」なんですよね。活字の使い方も斬新でした。
ワニを飼う主人公は、昼はOL、夜はホテトル嬢として働く。
カラッと乾いた性愛描写。継母やその娘、愛人との愛憎。
作者のあとがきにこうあります。
「これは東京という退屈な街で生まれ育ち『普通に』壊れてしまった女の子の
”愛”と”資本主義”をめぐる冒険と日常のお話です。
『すべての仕事は売春である』とJ・L・G(ジャン=リュック・ゴダール)も言ってますが、私もそう思います。
そしてすべての仕事は愛でもあります。愛、愛ね。」
『うたかたの日々』『ジオラマボーイ・パノラマガール』に続いて
岡崎作品みっつめ! つよい。
『ヘルタースケルター』も挙がってきそう。
時代の空気を結晶化した作品は、
きっと1世紀後も別の形で評価されていることでしょう。
わたしたちには想像もできない表象として。
https://amzn.asia/d/05etq2ea
恒星間貨物船「いなば1号」に乗り組む少女たちが、航行中の暇を潰すために様々な遊び(例:コリオリ枕投げ大会)を編み出したり、船内でトラブルが発生したり……。
描写はコミカルでありつつ、科学考証担当がついていて、毎回科学解説もついてくる……もうハードSFと言ってしまってよいのではないでしょうか。(そう…かな…?)
惜しむらくは電書がない。
https://amzn.asia/d/0iKJS2Zk
舞台はインド。
ひょんなことから、復活した(しかけた)破壊神シヴァの依り代になってしまった日本人女子高生、まなかが、シヴァ神復活を目論むカルト集団や、考古学のためなら他人の迷惑を顧みない兄に振り回されつつ珍道中を繰り広げる、ハイテンションインド神話コメディ。
作者のデビュー作(というか、すみませんが本作しか読んだことがない)。
でも電書がない。
https://amzn.asia/d/03dukh0I
幻想の土地、ラグナに暮らす若者、誠一郎と、その友人たち、そして時折の訪問者。
ちょっと「アタゴオル」シリーズに似た雰囲気の温かいファンタジー。(ヒデヨシはいません)
正直、今の目で見ると絵は古いしストーリーもありきたりなのかも知れないですが(1988年)、読んだときは衝撃を受け、強烈な憧れを抱きました。
電書で読める!(440円) Kindle Unlimitedにも入っている!
電書版には「ラグナ年代記5」とかナンバリングされているけど、物理書籍にはナンバリングがなかったので、レギュレーション違反ではない…はず。(でも短編集……かも?)
本作をググって知ったけど、外薗昌也さんて今は「犬神」とか「鬼畜島」とかの人なんですね……むしろそっちを知らなかった……。
眼鏡なカノジョ / TOBI
https://www.amazon.co.jp/dp/4797347058
メガネっ娘尽くしの短編集。
眼鏡を外したら美人とかそんな展開は一切ないから安心しよう。
「メタルK」一択やろ。二話目で連作終了決まったらしいが世が世なら数年続いてたと思う。惜しい!
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